江戸の絵草紙屋へタイムスリップ。
眺めてよし飾ってよし。細部を味わう60枚
「江戸時代の人が絵草紙屋の店先で、気に入った絵を選んで買ったように、浮世絵を1枚の絵として楽しむ」というコンセプトのもと、ひとつのテーマに60枚の絵を選び、日・英の解説を付した本。第一弾は「ねこ」。猫絵師ともいわれた国芳が、どのようにねこを愛しいと感じ、その不思議な姿を絵にあらわしたのか。府中市美術館の学芸員である金子信久氏が開催するぜいたくな誌上展覧会です。おもてには、浮世絵作品がカラーで1枚、裏面は金1色刷りで、すべて異なる柄が入った、きれいに切り離せる仕様。3枚続きの絵を並べて眺めたり、額に入れて飾ったり、気に入った絵を誰かに贈ったり、コラージュしたり。お好きな方法で、めでてくださいますと幸いです。